お灸は、暑い時期にするのが効果的。

 冬病夏治(とうびょうかち)と言われる冬の病気を夏に治すと言う中医学の養生法の一つです。

 冬に起こる病気、喘息、気管支炎などを夏のまだ病気が発症していない時期に治すということです。

 お灸がメインで、夏の土用の時期に、大椎、風門、肺兪、膏肓にお灸するというものです。

 現代で言えば、インフルエンザ、ノロウィルスによる胃腸炎なども含まれると考えられます。
冷え性や関節炎なども含まれると思います。

 東洋医学で言う補陽つまり、陽を補うことを夏の時期に行うことと言えるでしょう。
陽気が盛んな時期、7月、8月に補陽、お灸をすると陽気が蓄えられて病気にならないと言うことです。

 陽気が盛んな時に、陽気が蓄えられないと冬に病気になると言うことです。

 暑いからと言って冷たい物を取り過ぎたり、エアコンに当たり過ぎると冬に風邪やインフルエンザに感染しやすくなったり、夏に冷たい物を取り過ぎるため、胃腸が冷え、冬にノロウィルスによる胃腸炎に感染しやすくなります。

 令和元年の夏の土用の入りは、7月20日です。20日から18日間が夏の土用と言われる時期です。冷たい物を控え、お灸を試してみるのは、いかがでしょうか?

2019年08月02日