水分は、出すことを基本に。

 今年の夏は、暑かったため、熱中症予防にと水分をよく摂るように言われます。

しかし、過剰に水分を摂ると水毒という状態になります。

 水毒は、体の水分代謝のバランスが崩れることにあります。細胞内の水分と細胞外液、皮下の細胞と細胞の間に水分とのバランスとも言えます。

 体の乾燥を防ぐ水分は、細胞内の水分ことであり、細胞外液は、胃袋・腸管、副鼻腔、肺胞、皮下の細胞と細胞の間(細胞間質)、血液中、目の水晶体などに存在して、冷えやむくみの原因となります。

水分がたまっている箇所     水分を出そうとする症状

胃袋や腸管        →  下痢、嘔吐、腹鳴(ゴロゴロ音)

副鼻腔          →  鼻水、くしゃみ(アレルギー症状)

肺胞           →  うすい水様のタンが出る(喘息)

皮下の細胞間質      →  むくみ

 秋に入り食欲がなく、下痢が続くなどの胃腸障害、せきやタンが止まらないなどの症状を訴える患者さんは多くいます。

 夏の間、冷たい水分の過剰摂取が水毒となり、余分な水分、細胞外液が体に多くあるという状態と思われます。

 では、余分な水分をどのように排出するかというと、腎、腎臓の働きを促すことにあります。東洋医学的には、補腎と言われるものですが、腎だけを補うことではなく、肺と一緒に補うことがポイントになります。鍼灸の治法の一つですが、お近くの鍼灸院にお問い合わせください、治療してもらえます。

 追記

 今年も暑い夏のため、冷たい水分の過剰摂取で内臓が冷えている患者さんは、多いと思います。腰痛は、その一つですが、その他にノロウィルスなどによる胃腸の障害も増えると思います。

           
参考文献 老化は体の乾燥が原因だった! 石原結實著 三笠書房

2019年07月18日